学区の様子

学区には, 多くの社寺があります。歴史的な人物にゆかりのあるお寺もあります。


星神社

 創建不詳。坂庭神社として延喜式内社になっている。弘安3年(1280年)社殿は兵火にあい焼失したが、暦応4年(1341年)藤原実秋が再興した。
 8月7日の七夕祭は特別由緒のある祭礼で, 昔は酒を祭礼にそそいだことから坂庭となり、坂井戸となったという。

五所社

 創建は不詳だが、天文14年(1545年)に小田井城主織田藤左衛門寛経が修復遷宮をしている。
本殿, 祭殿とも八幡造りで,ある。
 宝物として、竜頭一、銅鏡一、木仏一対。木仏は弘法大師作と伝えられる。

善光寺別院願王寺

 創建は天長6年(829年)と伝えられている。その後、小田井城の鬼門除けの祈願寺となった。
 善光寺如来を本尊としているところから、善光寺別院ともいわれる。昭和62年(1987年)に金剛力士像2体を納めた山門が96年ぶりに再建された。

法源寺

創始は寺伝によれば、文安2年(1445年)坂井戸で正徳寺と称していた。天文23年(1554年)現在地に移築し、法源寺と改称した。
 中興開基は織田信長の妹陽徴院。寺宝に山羽家の祖先が福島正則より拝領した槍がある。

長善寺

 天文8年(1539年)創建。昔、比良村に佐々成政の菩提寺に長善寺という寺があったが、洪水のため流出したので、現在地に移転したとある。佐々成政、織田信盛の菩提寺とされている。

東雲寺

 寺伝によれば明応元年(1492年)の創建で、開基は織田丹波守平常寛。
 境内には,小田井城主織田常寛の墓、平手政秀の首塚がある。観音堂の三十三体は岩倉街道の旅人や農夫による信仰があつかった。

岩倉街道

 枇杷島から庄内川の右岸ぞいに北上し下小田井、中小田井、上小田井を通り稲生街道に合流し、岩倉に達する街道。
 岩倉方面の農産物を下小田井市場(慶長19年(1614年)ごろ)へ搬送する道として賑わった。

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